このウェブサイトは、日本国内の医療関係者の方(医師、歯科医師、薬剤師、看護師など)を対象に、
医療用医薬品の適正使用のための情報を提供しています。
一般の方や日本国外の医療関係者の方への情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。
あなたは医療関係者ですか?
処方医師は、避妊の対象となる患者さんに対して、以下の内容を説明してください。
●妊娠を確実に回避する方法は、「性交渉を控えること」であること
●「避妊に失敗した場合」「患者さん、もしくはパートナーに妊娠の可能性がある場合」は、ただちに処方医師に連絡すること
必ずコンドームを着用するよう指導してください。 女性パートナーにも避妊が推奨されていることを説明してください。
「経口避妊薬(低用量ピル)」「子宮内避妊器具(IUD)」「両側卵管結紮・切除術」から選択してください。 選択にあたっては、産婦人科医に相談のうえ、リスクなどを考慮して決定するよう指導してください。 男性パートナーとともに避妊することが必要です。
各種避妊法とそれらの失敗リスクおよびコスト(参考)
避妊法 | パール インデッ クス(※) |
コスト (目安) |
|
---|---|---|---|
男 性 |
コンドーム | 3 ~ 14% 程度 |
1,000 ~ 5,000円/12個 |
女 性 |
経口避妊薬 女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)を含む薬剤で、排卵を止めます。 |
0.1 ~ 5.0% 程度 |
7,000 ~ 15,000円/月 +諸検査代 |
子宮内避妊器具 産婦人科医によって子宮内にプラスチック製の器具を装着し、受精卵が子宮内膜に着床するのを防ぎます。 |
0.1 ~ 2.0% 程度 |
処置代として 15,000 ~ 30,000円程度 |
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両側卵管結紮・ 卵管を外科的に閉じる方法です。日帰り可能な腹腔鏡手術を行う医療機関もあります。 |
約0.5% | 250,000 ~ 500,000円 程度 |
「低用量経口避妊薬の医師向け情報提供資料」より抜粋
※パールインデックスとはある避妊法を1年間用いた場合に、避妊に失敗する確率を示す指標です。
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