誤投与事例/薬剤管理｜RevMate®｜ブリストルマイヤーズスクイブ

これまでに報告のあった誤投与の件数を公開しております。

●多発性骨髄腫に対する、レナリドミド、ポマリドミドを含む3剤併用レジメンの増加や効能追加により、入院機会が増えています。

誤投与の内訳

入院患者さんのレナリドミド・ポマリドミドを病棟内で管理する場合、第三者が薬剤曝露しないよう、保管・配薬・与薬してください。

●入院時の誤投与事例が報告されています。誤投与の防止および病棟の薬剤管理の徹底をお願いいたします。

●医療機関の規模やスタッフの構成に応じた適切な管理方法を設定してください。

配薬・与薬・服薬確認について

【配薬】ダブルチェックを行ってください。

●夜間など、人手が不足しているときに誤投与が多く報告されています。

●各医療機関において、どういったダブルチェック方法を用いるかを明確にし、行動レベルの統一化を図ることが重要です。^※1

【与薬】必ず本人確認を行ってください。

●各医療機関のルールに基づき、本人確認をお願いいたします。
●脱カプセルしないでください。

【服薬確認】患者さんが服用した後は、服薬確認を行ってください。

●患者さんが服用した後は、PTPシートを回収するなどして適切な方法で服薬確認を行ってください。

※1 日本看護協会監修　医療安全推進のための標準テキストより一部改変

薬剤の保管について

●「レナリドミド・ポマリドミドは特別な管理(RevMate^®の遵守)を必要とする薬剤である」ことが容易に認識できるよう、他の薬剤とは区別して保管^※2してください。

●保管方法は、責任薬剤師またはRevMate^®に関わる薬剤師に確認してください。

●患者さんが服用する必要がなくなった薬剤は、病院の薬剤部(院内薬局)に返却してください。

●レナリドミド・ポマリドミドを紛失した場合には、すぐに処方医師または責任薬剤師に報告してください。

●他院からの薬剤の持ち込み時や、一時帰宅時などの薬剤管理に関しても、院内で適切な手順を設定してください。

※2 各医療機関の基準に基づき管理してください。

レナリドミド・ポマリドミドを保管する「レブメイト_®キット」や「カプセルシート」、「1回量パック」を用意しています。「カプセルシート」「1回量パック」は、薬剤ごとにご用意していますので、「RevMate^®の遵守が必要な薬剤」のページでご確認ください。

退院時の指導について

●入院患者さんが退院するときは、外来患者さんと同じ事項を指導してください。

●退院時の指導内容を確実に行っていただくため、退院時指導チェックリストをご用意しております。

●各種資材（レブメイト_®のご案内、患者さんのご家族の方へ、服薬指導せん）については、「資材一覧（Ver.7.0）」をご覧ください。

RevMate^®に関する退院時の指導内容を確実に行っていただくため、退院時指導チェックリストをご用意しております。
ダウンロードして、ご施設内のプリンターで印刷しご活用ください。

●患者さんやご家族、介護に携わる方などに、薬剤の取り扱いには十分ご注意いただくようご指導をお願いいたします。

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入院時の薬剤管理モデル

入院時の薬剤管理を行うための参考として、入院時の薬剤管理モデルを掲載いたします。

【参考文献】がん薬物療法における職業性曝露対策ガイドライン（2019年版）

レナリドミド・ポマリドミドを取り扱う際には、医療関係者や介助をする方も薬剤曝露しないように注意することが必要です。

服薬介助時の注意事項

服薬介助者が、レナリドミド・ポマリドミドを取り扱う際は、手袋を着用するようお願いいたします。手袋を使用する前には、破損がないことを確認してください。
手袋を外した後は、必ず、石鹸と流水で手を洗ってください。

患者さんの排泄物・体液/リネン類の取り扱い時の注意事項

レナリドミド・ポマリドミド服用後の患者さんの排泄物・体液には、一定期間、その残留物などが含まれるため、その期間の患者さんの便、尿、吐物、胸水、腹水、血液、乳汁、大量の発汗、およびそれらに汚染したリネン類に接触すると薬剤曝露の危険があります。取り扱いの際は、手袋、マスク、ガウンを使用してください。